「1人の母の思いが、どんなにか地球の未来を担っているのか」
―芸術は最高の励ましである―
この理念のもと、自らの体験を元に創作・振付・踊り続けている
-「母」-
<2001/3/20初演―2018/8>
子供・家族を背中におんぶし、時には血を流しながらも、太陽の笑顔で一歩一歩光を求めて歩みぬく「母」
結婚・妊娠・出産・子育ては、女性にとって、人生の一大事であり、それまで積みあげてきた華々しいキャリアも、チリのごとくに到底かなわぬモノであり、比べるモノでもなく又、全く次元の違うモノである。
その生命のもつ、圧倒的スケールを前にした時、只コウベを垂れ、
ひれ伏し
又、1人の生命をこの世に送り出すということを、我が身で体得成し得た自らの心と身体には、不可思議な慈愛に満ち溢れた「母」なる新しい人格が同時に生まれるのである。
―「母」―
心の奥底に響く力強くも繊細な旋律・歌詞を前に、創作・振付・表現せずにはおれなかった。
どうしても、どうしても伝えていかなければならない。
この大確信あればこそ、不可能をも
可能にすることが出来る。